2014年6月9日月曜日

【第58回】石川の企画案に簗瀬氏がツッコむ!

さて、前回までの説明で企画リサーチシート1「まずは自分の企画を整理しよう!~エレベーターピッチ」の説明は分かりましたでしょうか。読み返しながら企画リサーチシート1もう一度書き直してみましょう。

といっても、やはり実例がないと分かりにくいかもしれないかもしれませんね。
理想は誰か学生さんに書かせていってそれを石川や簗瀬氏がアドバイスしながら直していくというのがいいのでしょうが、連載のペースに学生さんが合わせられるかどうか分からないし、情け容赦ないツッコミに学生さんが途中で逃げ出すかもしれません(笑)

そこで、しかたなく石川が思いついた企画を記入例として公開していくことにしました。しかもアドバイザー簗瀬氏の情け容赦のないツッコミ付きです(^_^;
実際のところ、企画リサーチシートは問題点を1項目ずつ解決するためのものなので、突っ込まれた問題点を受けて企画案がどう変わっていくか、も含め見てもらえればと思います。



で、企画リサーチシート1なのですが、そもそもまず1P企画案シートが先にないといけないので、まずはそれから。第46回第47回でやった「親子で楽しめるゲーム」の切り口で考えてみました。
このシート、実際に「5つのつぶやき」感覚で一気に書いています。つまり、「【第53回】その企画案は整合性と根拠のあるものなのか」で指摘した整合性や根拠については弱い状態のままです。
そして、この1P企画案に対する簗瀬氏のツッコミは以下の通りです。
  • なぜ「飲食店」なのか、理由が欲しい(子供のあこがれる職業ランキングデータや類似するテーマを持ったアニメや漫画のヒットなど)
  • 子供が欲しがる場合、どうやって親の協力を得るか?
  • 親が子供に買って与えた場合、どうやって子供の興味を惹くか?
  • ゲームシステム的には確かに親子で協力する必要があるが、このゲームをプレイする動機として子供の方に強いモチベーションがないと、普通のゲームよりも面倒な分だけ敷居が高い。
  • どのように「親子で協力することがクール、格好良い」とするかが重要
なかなか鋭いです。企画の根源を揺るがすようなツッコミも入っています。(^_^;)
こういった指摘を受けたから「もう自分の企画はダメだ!」とすぐに悲観することはありません。
これから企画リサーチシートを使って、企画の方向が正しいのかどうか、もしくは企画を修正すれば形になるのかといったことをチェックしていきます。
いま1P企画案に問題があったとしても、最後にまた1P企画案に戻ってきて修正すればいいのです。